仲間意識 peer identity 2004 8 5
あまり言いたくなかったのですが、
少子高齢化社会では、仲間意識が強くなります。
たとえば、学閥などです。
日本には、東大、京大、早稲田、慶応などの学閥があります。
こうした仲間意識が強くなります。
人口増加社会では、どんどん人口が増えていきますので、
こうした学閥などの仲間意識は、希薄になっていきます。
しかし、人口減少社会では、人口が減少していきますので、
こうした仲間意識の濃度は、高くなっていきます。
これでも構わないと言うならば、
少子化を放置してもいいでしょうが、
それでは困ると言うならば、子供を増やして、人口増加社会へ転換すべきです。
人口減少社会では、限られたパイを奪い合うことになりますので、
強い者は、より強く、弱い者は、より弱くなります。
そして、能力が同じならば、同じ仲間を重視します。
この結果が、どうなると思いますか。
階級社会の出現となります。
こうした社会をなくすために、明治時代以降、多くの人が努力してきたのです。